シミでお悩みの方


顔には老人性色素斑、肝斑(図1)、遅発性両側性太田母斑様色素斑、炎症後色素沈着、雀卵斑など種々のシミが起こります。このうち表皮角化細胞に色素沈着が起こる老人性色素班、肝斑(図2)、炎症後色素沈着、雀卵斑などを対象にトレチノイン外用剤、ハイドロキノン外用剤による治療を行っています。なおいずれも自費治療です。

 

▢ トレンチノイン外用の効果

 

トレチノインの皮膚に対する作用は表皮角化細胞の強い増殖促進作用と分化促進作用です。

トレチノインを外用すると、表皮角化細胞が脱落するまでの時間(4週間)が短縮し、角質剥離が促進します。

角化細胞の増殖促進とともに基底細胞にあるシミの原因となるメラニン顆粒も排出が促進されます。

 

▢ ハイドロキノン外用の効果

シミの原因となるメラニン顆粒は表皮基底細胞間に存在するメラノサイト内で合成されます。

 

このハイドロキノンを外用剤に配合することでメラニンの産生を抑えます。

ただしハイドロキノン外用では数%の頻度で皮膚炎が見られます。

肌に合うように配合濃度を調整する必要があります。

外用部位に炎症症状が認められた場合、その症状を判断し外用を中止する場合もあります。

 

トレチノイン外用剤でメラニンの排出を促し、併用するハイドロキノン外用剤でメラノサイトからのメラニン合成を阻害することで、シミを治療します。